都内に行かずとも叶う理想の美、宇都宮での実現

Future Leaders

 
     
 
土門 駿也

Leap beauty clinic

統括院長

 

1986年、東京都練馬区生まれ。2014年に日本医科大学を卒業後、地域の総合病院で心臓血管外科医として現場に立つ。2018年から美容外科に転科し、東京中央美容外科、N2ビューティアンドクリニック、AND美容外科を経て、2024年にLeap beauty clinicを開院した。

県内で希望施術を受けられる環境に

JR宇都宮駅西口から徒歩1分というアクセスの良さを誇る美容クリニック「Leap beauty clinic」。美容外科と美容皮膚科の幅広い治療を提供し、地元だけでなく県内外から多くの患者が訪れている。二重術やリフトアップ、脂肪吸引といった人気の外科的施術から、シミや毛穴治療などの美容皮膚科分野まで、取り扱うメニュー数は宇都宮でもトップクラスである。

「都内まで行かずとも、宇都宮でほとんどの美容施術が受けられる。それが私たちの強みです」と語るのは、統括院長である土門氏だ。得意施術を尋ねると「苦手な施術はそもそもメニューに入れていません。当院のメニューにある治療はすべて得意と言えるものだけです」と自信を覗かせた。

クリニック受付

現在、宇都宮の地で開業しながらも、都内のクリニックでの勤務を続ける土門院長。その背景には、美容医療の最前線で培う技術を地域に還元するという信念がある。多忙な日々の中でも患者に寄り添う時間を大切にし、常に最新の医療技術を取り入れる姿勢は、訪れる人々に信頼を与えている。今回は、そんな土門院長にクリニック開業までの道のりや、これから目指すビジョンについて話を伺った。

 

「最強のクリニック」を目指して、新天地での挑戦

大学を卒業後は、心臓血管外科医として様々な地域総合病院にて勤務。2018年に東京中央美容外科へ入社し、美容外科医としてのキャリアをスタートさせた。複数の院長経験や指導医としての経験を積む中で、勤務医時代には学べなかったマネジメントや売上へのコミット方法を学ぶ。当時を振り返り、「識学を取り入れることで、マネジメントの基礎を身につけることができました。また、数百人の医師に施術を指導する機会にも恵まれ、指導を通して私自身も非常に勉強になりました。」と語った。

全国展開の大手、銀座の個人クリニック、拡大途中の中規模クリニック、様々な環境で経験を積む中で、それぞれの環境のメリット、デメリットが自身の中で明確になったという。「すべてのメリットを結集し、すべてのデメリットを排除できれば、私自身、スタッフ、患者さんにとって『最強のクリニック』が作れるのではないか」と感じ、開業を決意した。

開業地として選んだのは宇都宮。これまでのキャリアで宇都宮に赴任したことはなかったが、工事中のクリニックを視察しに宇都宮を訪れた際に「土門先生ですよね、インスタ見てます!」と声をかけられ、少しほっとしたという。「多分まだ当院の患者さんではないと思いますが、こうした患者さんが増えていくことができればいいなと思う経験でした」と振り返りながら、宇都宮での開業に対する思いを語った。

 

サブスクで、より身近に美容医療を

現在の美容市場において、土門院長は「美容外科よりも美容皮膚科への需要が増えている」と語る。実際、毎年二重手術を受ける可能性は低いが、ピーリングやレーザーなどの継続的な肌治療を選択する人は多いだろう。美容院やネイル、まつげサロンと同様に、美容皮膚科も日常的なお手入れの一環として選ばれるような環境を整えたいという思いから、土門院長は「美容医療サブスクリプション」を導入した。このサービスでは、肌の悩みや月々の予算に応じた施術を定額で受けられる仕組みを提供している。「宇都宮市内や県内でもほとんど取り扱っていないサービスなので、ぜひ有効に活用していただきたい」と語る院長の言葉には自信があふれていた。

施術室

クリニック名の「Leap=飛躍」には、「成長」や「新しいことへの挑戦」を意味する思いが込められている。院長は「成長するのは、クリニック自身、働くスタッフ、そして患者自身でもある」と語る。クリニックの成長には、より多くの患者に必要とされる存在になることが不可欠。そのためには、院長自身が学び続け、施術技術を向上させるだけでなく、患者との信頼関係を築くことが重要だ。加えて、患者と接する時間が長いスタッフの成長もクリニック全体の発展に直結する。

そして、土門院長が何よりも期待しているのは「患者自身の成長」である。「正しい美容知識を身につけ、施術によって生活の質が向上し、挑戦したいと思っていたことに自信を持って挑めるようになってほしい」と語るその姿からは、美容医療が持つ可能性と、それがもたらす未来への希望が感じられた。

 

「宇都宮=美人の町」を目指して

土門院長は今後の目標として「継続的な売上の達成」を掲げた。あくまでそれは短期的な目標であり、次のステップへ進むための基盤ということである。「成長を止めたら、それ以上の発展は見込めません。」と語った。新しい医療機器や薬剤の導入、設備の拡充はもちろん、患者さんの増加に伴い、クリニックの拡大や多店舗展開も視野に入れている。

「私が所属した東京中央美容外科も、福島県からスタートして全国展開に至りました。同じように地域から全国展開への道を歩みたいという気持ちももちろんありますが、まずは宇都宮で知らない人はいないというクリニックを作り、東京に行かなくてもすべての治療がかなうクリニックを作ることが第一目標です。」

土門院長は「宇都宮を全国で有数の美人の町にしてみせます」と力強く意気込んだ。成長の歩みを止めることなく、大きな目標を掲げるクリニック。その未来に向けた挑戦は、地域の人々にとっても大きな希望となるだろう。